読了の目安:約6分17秒

「昨日ミスしたばかりなのに、また失敗しちゃった…」仕事をしているとこんなこともありますよね。ただでさえ気分が落ち込んでいるのに、追い打ちをかけるように同じようなミスを連発してしまう…そんな「負のスパイラル」に陥ってしまった経験はありませんか?今日は最近なんだか仕事がうまくいかない…そんなあなたに、失敗の連鎖を断ち切るヒントをお伝えします!

失敗は連鎖する?なぜミスは続くの?

失敗で落ち込む保育士の女性の顔
一度ミスをして叱られ、「二度としない!」と心に決めたにもかかわらず、同じようなミスを繰り返してしまうことがあります。一体なぜなのでしょうか?まずはその原因について考えてみましょう!

負のスパイラルに悩む保育士さんの声

  • ◆ 入社して三カ月たちますが本当にありえないミスを毎日のようにしてしまい…同じようなミスをしないようにメモを残したり、管理に注意したりと再発防止には力を入れてるつもりです。それでも同じようなミスが起こってしまうことがあります。
    《参考》教えて!goo
  • ◆ 私は保育士をしています。ここずっと仕事をしていてもミスばかりで先輩に怒られギクシャクになりうまくすることが出来ません。同じミスをしまいと気を付けていても、やっぱりしてしまいます。
    《参考》OKWave
  • ◆ 私も毎日怒られて、子どもも言うこと聞いてくれない、仕事量の多さ、事務作業のミス連続で凹んでいます。
    《参考》保育CAN

ミスを繰り返してしまう原因とは?

【1】気を付けよう…意識付けだけにとどまっている
ミスをした後「注意しよう」と意識することは大切ですが、繰り返すミスについては、自然とその注意ができていないことが問題です。単なる意識付けにとどまらず、「どのように失敗のリスクに注意を向けるか」という具体的な対策が必要です。
【2】原因の掘り下げが不十分…
ミスの原因のを分析したつもりでもそれが不十分ではNG!例えばチェックすべきところを忘れた時、「忘れたこと」が原因なのではなく、忘れないように工夫がされていないことが原因なのです。確実に対策が立てられるところまで原因を掘り下げていくことが大切です。
【3】失敗のせいで思考が凝り固まってしまう
失敗が続く人の多くは真面目であるといわれています。「他の人は難なくこなせているのに…」と自分を責めたり、極端にそのミスに固執していると、思考がそのことばかりに向いてしまい、他の部分でミスをしてしまうこともあります。
【4】自信喪失によるモチベーション低下
「自分は能力がない人間だ…」「向いていないんじゃないか…」と自信を無くしてしまうと、仕事に対するモチベーションまで下がってしまい、注意力が散漫になりがちです。前向きに仕事に取り組めるよう、自信のリカバリーも必要です。

環境から改善!ミスを繰り返さない仕組みづくりを!

指をさす保育士さん
まずは業務フローの見直しやチェックシートの活用など、仕事をするうえでミスを繰り返さない仕組みをつくることが重要なポイントです。そのためには下記のことを実践するように心がけましょう。

失敗の見える化・データベース化をしよう

失敗が小さいと、時間の経過とともに忘れてしまいがちです。些細な失敗であっても、内容やその時の状況、心情などを書き留めることを心がけましょう。ふせんに書いてカテゴリー別に分類したり、ミス発生事例集のフォルダーを作ってパソコン上で管理すれば、ミスをしやすいところや発生しやすい環境などの傾向もつかみやすくなります。

分析することがとても大切!

例えば「なぜ失敗したか?」→「チェックをし忘れたから」→「なぜ忘れたか」→「声をかけられて注意がそれた」→「なぜ話し終わった際に漏れに気づけなかったのか」…というようにミスの原因を掘り下げる分析の過程が大切です。「why(なぜ?)」の問いかけを繰り返し行って根本的な原因をつきとめましょう。

確認の習慣化は意識だけでは不十分

確認を怠らないことはミス防止の基本ですが、それを習慣づけるには慣れが必要です。つまりミスをしている段階では、確認動作を必ず行うための工夫が必要です。書類のチェックであれば、クリアファイルに確認部分がわかるよう色付けし、挟み込んで確認する、チェックシートを作り項目ごとに確認するなど、少し手間でも業務フローに組み込んでしまうのも方法です。

心理面から改善!また失敗するかも…から抜け出そう!


「私ってだめだな…」と落ち込む気持ちもよくわかりますが、ネガティブな心理状態がミスを誘発するケースも多々あるものです。ずるずるとマイナスな心理状態に陥らないようにする工夫が必要と言えるでしょう。

「自分の能力が足りないせい…」ではない!

「私の適性がないんだ」「能力がないから…」という思考は非生産的。複数の原因が重なって発生するミスも多々あります。能力が劣っているのではなく、今の仕事のやり方にミスが起こりやすい要因があるのではないか、通常とは違う状況がなかったか?など切り口を変えて考えましょう。

他のことに目を向ける時間を作ろう!

失敗のことばかり考えて落ち込んでしまう、どうしてもマイナスな思考に陥ってしまう、という場合には一度その落ち込みを発散させる必要があります。少し風にあたり空を見上げてみる、ストレッチをしてみるなど、意識を分散させて他のことに目を向ける時間をつくりましょう。

未来の理想の自分をイメージしよう!

過去の失敗ではなく、今まで努力してきたことに目を向け、今後どうなっていきたいかという理想像を思い浮かべてみましょう。憧れの先輩の姿を想像しても、仕事以外の理想を思い浮かべても結構です。気持ちが自然と前向きになり、そのためにどうすればよいかという思考ができるようになります。

自分の優れた点を書き出してみる

ミスが続くと自分のあらゆるところがダメに思えてきますが、良いところも必ずあるはずです。他者が気付いていなくても構いません。自分の頑張っているところ、長所などを客観的に書き出してみましょう。…ほら、落ち込んでいることでそのあなたの「良さ」が埋もれてしまっていませんか?

体調からも改善を!

体や頭のパフォーマンスが落ちれば、それだけ本来の力を発揮できなくなり、ミスも増えます。寝不足やアルコールの飲みすぎ、不規則な食生活、または風邪をひいている…などの場合にはそれらを改善することも大切です。

子どもの頃からずっと悩んできた…ADHDの疑いも?

ミス続きで落ち込む保育士
まれではありますが、「子どもの頃からケアレスミスが多かった」「忘れ物や無くしものを頻繁にしている」「落ち着いて作業ができない」といった場合には注意欠如・多動性障害(ADHD)であることがあります。

ADHDって何?

注意欠如・多動性障害(ADHD)とは、多動性、不注意、衝動性を症状の特徴とし、日常活動に支障をきたす状態をいいます。子どもの頃から始まりますが、保護者などの支援があることから気付きにくく、大人になって社会生活に困難をきたす場合もあるようです。「怠けている」などと誤解を受けることが多く、うつやアルコール依存を併発する場合もあります。

ADHDが引き起こす日常生活における困難の例
・仕事でケアレスミスを繰り返してしまう
・書類作成などやるべきことがある時に限って他のことをしてしまう
・待ち合わせの際に遅刻することが多い
・落ち着かない感じがする
・衝動買いをしてしまう
・仕事の段取りが付けられない
・今やるべきことに集中できない

もしかして…と思ったら

症状や特徴を正しく理解し、疑いを持ったならば精神神経科や大人も診ている小児神経科などを受診してみましょう。ADHDは周囲のサポートや生活の工夫で、上手につきあっていくことができます。医療機関では投薬など治療の他、生活のアドバイスも行っています。


《参考》ADHD症状チェックシート
▲ ADHDの症状チェックシート。医療機関受信の際に活用できます!


▲ 日常生活の場面における、大人のADHD症状の例が動画で紹介されています。

編集者より


新卒で働きだした頃、失敗続きで自己嫌悪に陥ったことがありました。何をするにも萎縮してしまう上、ミスのことで頭がいっぱいで注意力も散漫…苦い思い出です。しかし今思えば学んだことも多かったと感じます。

はじめからミスもなく順風満帆!という人はいないでしょう。失敗し、学び、改善策を練ってはもう一度挑戦し…きっと経験を積むうちに、ベテランの運転手が事故の危険を察せるように、失敗のリスクを予測できるようになるのだと思います。編集者もまだまだそれにはおよびませんが…一緒に頑張っていきましょう!

参考資料

《参考》OKWave
《参考》OZmall
《参考》menzine
《参考》幸せと成功へのステップ
《参考》マイナビウーマン

友だち追加
保育のお仕事