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仕事にはストレスがつきものですが、保育士は、その責任の重さや業務量、人間関係の複雑さから特にストレスを感じやすい業務とされ、うつの発症率も高いそう。今回は読者の皆さま100人にメンタルヘルスについて、ご意見とご経験をお伺いしました。

保育士「精神的ストレスを常に感じる」約半数

悩む女性のイラスト
今回アンケートを行ったのは、保育士さんを中心とする100名の読者の皆さま。まず現在仕事に関して精神的なストレスを感じているかを伺いしました。すると実に全体の約半数、49.0%の方が「常に感じている」と回答する結果となりました。

また「かなりの頻度で感じる」という方は30.0%、「まれに感じる」という方は17.0%、「あまり感じない」という方はわずか4.0%でした。

メンタルケアとうつに関する調査グラフ1

なお、「まったく感じない」と回答した方は100人中ゼロ。多くが仕事上何らかのストレスを抱えていることが分かります。

ストレスで日常生活に支障が出た経験は92%!

困り顔の保育士さん
次に、日頃の業務で「ストレスを感じている」と回答された方に、そのストレスが原因で日常生活に支障が出たことがあるか伺ったところ、「支障が出たことがある」と回答した方が92.0%という結果になりました。

メンタルケアとうつに関する調査グラフ2

実際に現れた症状について聞いたところ(複数回答可)、「気分の浮き沈みが激しくなった(66人)」「眠れない、または眠りが浅くなった(61人)」「倦怠感が強くなった(54人)」といったご意見が寄せられました。

メンタルケアとうつに関する調査グラフ3

◆その他寄せられたストレスによる不調◆
生理不順になった。(30代/女性)
じんましんが出た。(40代/女性)
夜寝るころになると泣けてしまう。(20代/女性)
胃痛、立ちくらみ、めまい。(20代/女性)
白髪が増えたり、胃腸を崩したり、子どもの前で苦しい顔がでてしまったり…。(20代/男性)
免疫力が下がり風邪をひきやすくなり、高熱を出したり咽頭炎になったりした。(50代/女性)

うつと診断された経験のある保育士さんは約3割!

ラベンダーのイラスト
では実際に精神的な疾患の診断を受けた経験のある方は、どれほどいらっしゃるのでしょうか。まず、仕事が原因で「うつ」と診断された経験がありますか?という質問に「はい」と回答されたのは全体の27.0%!また「診断されたことはないが、自分はうつ状態にあると思う」と自覚症状を訴える方も24.0%いらっしゃいました。

メンタルケアとうつに関する調査グラフ4

また、仕事が原因で、他の心因性の疾患にかかった経験があるかも伺ったところ、「かかった経験がある」という方は32.0%、「診断されたことはないが、何かしらの病気であると思う」と回答した方は12.0%でした。

メンタルケアとうつに関する調査グラフ5

自由回答の中には「うつになり自殺しかけた。(50代/女性)」というご意見も…。また、うつ以外の心因性疾患としては、失声症、突発性難聴、適応障害、円形脱毛症、パニック障害、自律神経失調症などが挙げられました。

精神科などへの抵抗感は50%以上が感じている!

イラスト
続いて、メンタルの不調で精神科など専門の医療機関を受診することに抵抗があるか(既に受診済みの場合は抵抗があったか)を聞いてみました。すると57.0%、半数以上の方は「抵抗がある(あった)」と回答する結果に。

受診経験のある方にも、抵抗があり、なかなか受診に踏み切れなかったというご意見もありました。

メンタルケアとうつに関する調査グラフ6

◆寄せられたお声◆
知人から医療機関受診を勧められました。自分自身はおかしいと思っていなくて、受診については抵抗がありました。思いきって心療内科へ行き、結果は「うつ」の診断。薬を飲んで落ち着きました。あの時知人の勧めがなかったらどうなってたかと思うと、ゾッとする時があります。眠れない、気分が憂鬱、頭痛がとれないなどなの症状が出たら、早めに医療機関を受診した方が良いと経験上思います。(50代/女性)
一般的に、うつに対する認識がマイナスイメージなので、「自分は違う」と医療機関受診を拒んでしまっているのだと思います。腫れ物に触るような周りの接し方にも、負のスパイラルにはまってしまう原因があると思います。 内科などにかかり紹介して貰うか、腹を据えて自ら門を叩き受診する勇気をもちましょう。(50代/女性)

あなたのメンタルケア方法は?

ハートのイラスト日頃どのようにしてメンタルケアを行っていますか?という質問に対しては、「家族や友人に相談に乗ってもらっている」という回答が37.0%と最も多く、続いて「趣味など自分なりのストレス発散方法を持っている」が25.0%。一方で「あまりケアできていない」というご意見も19.0%にのぼりました。

メンタルケアとうつに関する調査グラフ7

◆その他のメンタルケア方法◆
無理しない、いい子を演じず、自分と向き合うことが大切だと痛感している。(30代/女性)
思いっきり泣く!(20代/女性)
職場を変えた。(40代/女性)

こんな辛さを抱えています…みんなの声を聞いてみよう!


最後に自由回答で得られた体験談を、ほんの一部ではございますがご紹介します。

新卒で先輩保育士から毎日のようにいじめられ、園長に相談したが「あなたの勘違いです」と言われた。自殺を考える毎日で精神的に追い詰められ辞職、人間不振になりながらも別の仕事に就き、今はまた保育士に戻れました。(20代/女性)
精神的に不調でも病院に行く時間を取れない仕事です。(40代/女性)
上司の嫌がらせが原因でうつ病を発症しました。どんなに我慢強くても、気付かないうちに身体が悲鳴をあげることがあります。頭痛や倦怠感、不眠などの身体症状があれば、早めに受診することをおすすめします。通院、服薬、入院など繰り返しましたが結果退職し、退職と同時に症状は消え、現在は通院もいらない状態に快復できました。職場環境が合わなければ離れる勇気も大切だとその時初めて実感しました。(40代/女性)
◆「こんな機関があればいいのに…」切実な声◆
◆定期的に保育士の話を聞きに来てくれる機関があったらいい(30代/女性)◆病院じゃなくて話を聞いてくれるカウンセリングみたいなところがあれば…。(30代/女性)

◆ただ愚痴をきいてくれて、共感してくれる機関がほしい。(20代/女性)

◆相談機関の前にお給料を上げて欲しい。大抵のことは金銭が解決する。それなりのお給料をもらえていれば、多少のストレスも我慢できるもの。(30代/女性)

手軽に話を聞いてくれる機関やサービスがあれば良い…というご意見が多数見受けられました。電話相談窓口がつながりにくい、対応時間が短く、相談できない…そういった潜在的な悩みもあるようです。

編集者より


うつから回復された方のご意見では、しっかり医療機関を受診し、職場環境を変えることで、改善することができたというご意見が多くありました。

後押しや支えがないと、なかなか専門医療機関の受診には踏み切れないもの。もしも誰にも相談できず、1人で苦しんでおられるなら、心の相談ができる窓口などに相談されることをオススメします。敷居が高いという方は、弊社のLINE@にお悩みをお話しいただいても構いません。

どうかお1人で抱え込まないでくださいね。また、必要ならば休職や転職で、環境を変えることも時には必要です。新たな職場をお探しの際には、サポートいたしますので、いつでもご相談下さいね!

【こころの耳】
厚生労働省のサイトの、メンタルヘルス・ポータルサイト。セルフケアのポイントの紹介からメールや電話での相談、医療機関の検索などが可能です。➡メンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」

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【アンケート実施概要】
・実施期間:2015年7月2日~7月13日
・実施対象:
保育士(75.0%)・幼稚園教諭(18.0%)
その他保育関連職(3.0%)・主婦その他(4.0%)
・回答者数:100人(平均年齢:33.7歳)
・男女割合:女性/96.0%・男性/4.0%※ご協力いただきました皆さま、貴重なご意見をありがとうございました!

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