連絡帳の書き方
読了の目安:約4分44秒

健康状況や送迎時間等の連絡だけでなく、子どもの情報を保護者と交換するうえで役立つ「連絡帳」。しかし、保育士さんの中にはその活用に悩みを抱えている方もいらっしゃるのでは?本日は学校では教わらない、連絡帳の活用についてご紹介します。

伝えたいのにうまく伝わらない…のは何故?

悩む保育士さんのイラスト
保護者にとって、仕事で様子を見られない時間の我が子を知る手段となるのが連絡帳。「今日はどんな遊びをしたのだろう」「○○ちゃんとは仲良くできたかな」
そんな保護者の思いに答えて上手く様子を伝えてあげたいものです。でも、なぜかうまく書けない。きちんと伝えることが出来ない…。そんなときには、まず下記の点に注意してみましょう!

◆ 基本の【5W1H】で伝えられている?
いつ(When) どこで(Where) だれが(Who) なにを(What) なぜ(Why) どのように(How) で伝えることはわかりやすい文章の基本です。
すべての要素をきちんと加えれば、様子が目に浮かぶ生き生きした文章になります。

 

◆ 出来事の報告のみにならず、子どもの様子や感情が書けている?
例えば砂遊びをした…という同じ出来事でも、作るものも、お友達との関わり方も異なります。楽しそうに○○君とはしゃいでいた。スコップを○○ちゃんに貸してもらってありがとうとお礼が言えた、そんな小さなエピソードでも様子が伝わりやすくなります。

 

◆ 保育者の愛情を感じる文章になっている?
ただニンジンを残してしまいました…と伝えるより、○○ちゃんは苦手なのに目をつぶって一生懸命食べようとしていましたよ。など子どもの頑張る姿を伝えてあげると温かく見守る姿勢が伝わりやすくなります。園での支援体制や前回と比較しての成長を盛り込んでも良いでしょう。

 

◆ 肯定的で明るい内容になっている?
事実を書くだけではネガティブになることも、切り口や書き方を変えればポジティブに、受け入れやすく伝えることができます。不安を与える要素は避け、対応を一緒に考える姿勢を伝えて行きましょう。

 
伝えたいことがうまく伝わらない時には、上記のポイントが抜けているために、情報が不十分だったり、保護者にとって受け入れづらい内容になっていたりすることも考えられます。注意してみましょう!

 

保護者が記入した連絡帳は、保育のヒント集

連絡帳を記入する保育士さんの手

保護者が記入した連絡帳には家庭での出来事や子どもの様子、中には保護者自身のことや悩みが書かれていることも。そういった保護者からのメッセージが、保育のヒントになることもあります。
 
例えば「昨日大切にしていたおもちゃが壊れてしまって…」などと、連絡帳に書いてあれば、子どもの元気がないときに「○○君、元気がないのはそのせいかな…?」などと見当をつけられます。

保育に不可欠となる体調などの情報交換だけでなく、家庭や保育園での出来事をお互いに伝える、いわば「交換日記」のように活用することで、連絡帳は保育士と保護者双方にとって、話題作りや、子どもへの対応に活かせるものになるのです。

 

トラブルの際は口頭でも説明を!

ふくろう先生
ケンカやケガが生じてしまった…、保護者から子ども同士のやりとりについて質問があった…そんな繊細で記載しにくいことを書かなければならない時、文章のみでのやり取りは、トラブルや誤解が生じることもあります。そういった場合には、次のことに気を付けましょう。

  • ・主任の先生や園長先生など上席に相談したうえで記入する
  • ・事実だけではなく、発生した経緯やその後の対応、今後園で注意する点など、きめ細やかに記入する
  • ・文書報告のみでなく、保護者と実際に話をして誤解の発生を防ぐ

文章は時として意図する意味と異なって捉えられてしまうこともあるうえ、口頭での会話と異なり形として残るものです。迷った時には独断で判断せずに、周囲と相談すること、文章で伝えきれない部分に関しては、保護者が不安にならないよう、誠意をもって説明、必要に応じて謝罪することが大切です。

 

連絡帳は「思い出のアルバム」にもなります!

保育施設によっては卒園時、書きためた連絡帳を保護者に手渡すところもあるようです。「少し歩くそぶりを見せました」「お友だちと遊んでいて、おもちゃを貸してあげていた」そんな日常の出来事は、保護者にとってはもちろん、大きくなった子どもたちにとっても、大切な思い出として、残ってゆくことでしょう。
 
…だからこそ、記入の際には「明るくあたたかい文章で書く」「様子が思い浮かぶように書く」「長所など出来るだけポジティブなことを書く」などの工夫が必要です。
 

困った時には「虎の巻」

毎日忙しい保育士さんだからこそ、連絡帳活用には【時短術】も必要ですよね!そんなときに役立つのが、連絡帳作成のいわば「虎の巻」。文章を書くのが苦手で、時間がかかる…そんな方は、文例など参考にしてみてはいかがでしょう?


▲ ケースごとにイラストを交え、簡潔に文例がまとめられていて読みやすい書籍。


▲ 文例だけでなく保護者とのコミュニケーションに役立つ情報がいろいろと書かれています。
 

読みやすい字で書くための、カンタン!美文字トレーニング

字がキレイじゃないから読みづらい…これもよく聞かれるお悩みの一つ。ここでは少し心がけるだけでカンタンにきれいな字を目指せる、そんな動画をご紹介します。

 
 

編集者からひとこと

少ない時間の中で、子どもたち1人ひとりの連絡帳を丁寧に書くことは、本当に大変なことです。中には毎日同じような文章になってしまう。時間内になかなか終わらないなど、苦戦されている方も多いようでした。
 
先日、知人の連絡帳を見せてもらいましたが、記入を担当する保育士さんによって、書き方はまちまち。しかしどの方も一定のルールに則って、うまく子どもの様子を伝えていました。
 
自分なりの時短術を身につけて、連絡帳を保護者との連携づくりやトラブル防止に役立てられると良いですね。
 

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