就職・転職ガイド

「しなきゃよかった!」転職に失敗してしまう7つの条件にご注意を!

不満だらけの前職に別れを告げて期待を胸に飛び込んだ新しい世界!しかし実際は想像と違い「転職しなければよかった…」と嘆く人は意外と多いものです。転職は人生を左右する問題だけに、失敗は避けたいもの。本日は後悔しない転職のために、失敗に結びつきがちな7つの条件をお伝えします!

転職して満足?それとも後悔?

頭を抱える女性
ではまず、転職に失敗する理由を探るためにも、さまざまな理由から転職に失敗してしまった方の声を聞いてみましょう。

◆後悔!転職失敗事例集◆
【入ったら方針変更…ギャップが大きく…】
・一斉保育から個別保育に…保育内容が変わりすぎてついていけなかった…
・幼稚園→保育園など、施設形態が変わった際にギャップが大きすぎて…
《参考》弊社キャリアアドバイザーに聞いた事例より
【収入UPのはずが…】
募集要項にあったモデル給与が、今の給与とほぼ同じだったので転職を決めたのに、いざ入ってみると、経験が足りないからとかなり値切られた…
《参考》NAVERまとめ
【提示条件と違う!】
次の職場では、きちんと休みの取れるところをと思い私立保育園へ。でも求人とは全く違う内容で…バイト→嘱託職員・時給→月給・残業なし→あり・休日出勤なし→あり…給料も減ったし、良くなったのは宿直がなくなったことくらいかな?
《参考》転職失敗体験記
【人間関係が…】
・先日中途採用にて入職した保育園でうまくコミュニケーションがとれなくて困っています…
《参考》Vナーサリー
・園長、上司、周りのスタッフとうまくいかない、過度に冷たくされた
《参考》弊社キャリアアドバイザーに聞いた事例より
【転職ゆえ…年齢と立場の逆転】
年下の上司の常識のなさにイライラしてしまう…
《参考》NAVERまとめ
【ホントに長く働けるの…?】
いつかは子どもが欲しいと思っていたので、産休・育休後の復職が可能な事業者に転職。でも妊娠後、産休・育休の前後は、基本的に通常シフトでの勤務と聞いて、悩んでいます。これってホントに復職させるつもりあるの?
《参考》介護求人ナビ
【残業はないけれど…】
サービス残業の多さにうんざりして、労務がきちんとしている企業に転職したんですが、実情はみんな家に持ち帰って仕事をしていたんです。
《参考》@Type
【組織の価値観が合わない…】
人間関係の悩みで転職を決意。第3志望の企業でしたが、面接で現上司と盛り上がり入社。ところが、いざ仕事をしてみると価値観が合わず、やりたい仕事ができません。
《参考》@Type

このように転職に失敗する原因はさまざま。事前に内実を知るのは難しいケースもありますが、中には十分な確認と検討を行うことで防げたかもしれない事例もあります。ここからは転職を失敗に導きやすい”7つの条件”をご紹介していきます。
 

憧れ&一目ぼれ…イメージ先行にご用心!

「設立が古く企業規模の大きい事業所」「まだ新しい小規模な事業所」この2つを見て待遇が良く安定していそうなのはどちらでしょう。
 
前者では?と感じる方も多いのではないでしょうか。しかし大規模=安定しているだろう、給与や待遇も良いだろう…といったイメージ判断はとても危険!求人の条件欄を確認するのはもちろん、質問しないとわからない項目がある場合もあるため、不明点はキチンと確認しましょう!
 
また近年多くの転職サイトに「スカウト」の機能が付いています。憧れの有名企業などからスカウトがあると気持ちも舞い上がりがちですが、ここは一度冷静に!
 
しっかりと内容や条件の確認を行って希望に合うかチェックしましょう。人材紹介会社などのキャリアアドバイザーならば内情や、以前転職した方の声などの情報を持っていることもあります。話を聞いてみるのも良いでしょう。
 

【失敗条件その1】先入観やイメージで転職先を検討してしまう
【対策】

■求人の条件はチェックを入れながら入念に確認、不明点は質問で解消する

■ホームページなどでしっかりと事業所研究を行う。検索をかけてみるのも◎

■可能であれば株価や企業業績を調べる

■口コミサイトなどで働く人の声などを収集する

■職場見学が出来る場合には、実際の職場を見せてもらったり、先輩の話を聞いてみる

■信頼できるキャリアアドバイザーに、職場の雰囲気や懸念点などをヒアリングする

 

年収例を鵜呑み…昇給や賞与などの”見込み額”には注意!

求人によく載っている「モデル年収」や「月収○円~○円(経験を考慮します)」といった記述。書かれている好条件を鵜呑みにしていませんか?
 
年齢や経験から「これぐらいまではすぐ昇給するだろう」と過信するのはNG!まずは一番低い条件が一定期間続くと心得るのが無難です。また賞与や昇給についても、業績やスキルで金額が変わるので注意が必要です。
 
また、場合によっては入職後に試用期間がある場合もあり、期間もまちまちです。面接などで確認し、期間中の減給などについても把握しておきましょう。合わせて交通費や残業代の支給についてもチェックしましょうね!
 

【失敗条件その2】モデル年収や賞与など給与待遇を鵜呑みにして収入を試算する
【対策】

■モデル年収はあくまでも参考値。まずは最低金額のスタートと心得る

■賞与や昇給は業績で左右することを頭に置く、賞与は何年目から支給かを確認する

■試用期間の有無、その間の減給など条件の違いを確認しておく

■場合によっては職員で会費を集めている場合もある。天引きがないか確認する

■交通費の支給が無い場合もあるのできちんと支給されるかチェックしておく

■給与などの条件は内定を承諾する際に書面を取り交わし再度確認しておく

■給与の中に含み残業代などが入ってないか確認しておく

 

条件に目がくらんで…やりたいコトはしっかり検討を!

自分が何のために転職をするのか…特に転職活動期間が長くなってくると忘れてしまいがち。
 
例えば担当する子どもの人数が多く、「もっと小規模で落ち着いた保育が実践したい」と転職をする場合、子どもの数だけでなく、保育士の数や正規雇用と非正規雇用の割合なども確認しておいた方が良いでしょう。
 
条件はもちろん重要ですが、長期的に見て自分がどのようなキャリアを築いていきたいか、転職を考えた理由は何か、今一度考えてみましょう。
 

【失敗条件その3】条件ばかりに気を取られ、長期的なキャリアプランの検討を怠る
【対策】

■退職する理由と転職で実現したいことを書き出してみる

■転職で実現したいことが叶えられるかという視点で条件などを確認する

■将来的にマネジメントをしたい・現場に居続けたい…などキャリアプランを立てる

■結婚や出産などのライフプランを考え、その際に仕事を続けられるか検討する

■保育方針や理念などが自分の目指す方向性と一致しているかを考える

今の職場のいいところ…忘れてない?

今の職場に不満がある場合には、その不満点ばかりに注意が向く傾向にあります。現状恵まれている条件については「あって当然」と思い込んで、記載がされていないのに確認しなかった…という方も案外多いようです。
 
基本項目はもれなくチェックするとともに、現職の良い点を書き出してみて、譲れないポイントを再考してみるのも良いでしょう。
 

【失敗条件その4】現職の条件で恵まれている点が盲点になりノーチェック
【対策】

■求人の基本項目は確認漏れがないかチェックする

■今当然となっている条件が転職では叶えにくいこともある。それを認識し転職そのものの妥当性を再考する

■現職の条件面で恵まれている点を書き出してみる

■今叶っている条件もあわせて希望を順位付けし、譲れる/譲れない条件を明確にする

 

残業なし!に惹かれて…隠されたからくりがある場合も…

残業基本なし!の記述に安心していざ入職してみたら、残業が発生しているのが日常茶飯事…あるいは持ち帰りの業務が多いだけで実際の拘束時間は前職以上…などということもよくあります。
 
実際編集者の転職活動で何度もありました。残業についてはキチンと確認を行い、出来れば口コミや先輩職員、キャリアアドバイザーなどからも情報を収集するよう心がけましょう。
 

【失敗条件その5】「残業なし」などの宣伝文句を鵜呑みにする
【対策】

■残業については一時的でも実際には発生している場合があるのできちんと確認する

■休日出勤や持ち帰り業務の有無も確認しておく

■口コミサイトなどで働く人の声などを収集する

■職場見学が出来る場合には、先輩の話を聞いてみる

■信頼できるキャリアアドバイザーに、職場環境や懸念点をヒアリングする

 

採用担当のイメージで判断するのは危険!

アドバイスをする女性のイラスト
よく内定を承諾する際に、面接官の方がとても親身になってくれて…と言う方がいらっしゃいますが、それだけで全体的な雰囲気を決めるのは「木を見て森を見ず」というもの。きちんと自分の目で確かめるようにしましょう。
 
応募者数が少ない場合などには、早急に人材が欲しくて特に丁寧な対応を行うことも考えられます。他のスタッフの様子、メールや電話での対応などをしっかりチェックし、合わせて口コミやキャリアアドバイザーの意見も参考にしてみましょう。
 

【失敗条件その6】採用担当の印象で事業所全体のイメージを作り上げてしまう
【対策】

■面接官のみでなく他のスタッフの様子も面接の際などに観察する

■口コミサイトなどで働く人の声などを収集する

■職場見学が出来る場合には、実際に職場の雰囲気を観察し、先輩の話を聞いてみる

■信頼できるキャリアアドバイザーに、職場を見た雰囲気をヒアリングする

 

あれもこれも…転職の軸には優先順位をつけて!

収入も落としたくないし、休日もしっかり欲しい…賞与も譲れないし、やりたいことも実現したい!…転職先にすべてを求める気持ちはわかりますが、希望すべてが実現できる求人はかなり少ないもの。
 
一歩もも譲らずに転職活動を続けていると、いつの間にか長期化し、転職期間の長さが先方の懸念点になってしまうことも…。こだわるあまりに転職迷子にならないようくれぐれも注意しましょうね!
 

【失敗条件その7】こだわりが多すぎてなかなか応募先がない!
【対策】

■希望や条件を書き出し、譲れるものと絶対に妥協できないものに分ける

■応募機会を損失しないよう、今の希望条件について第三者の意見を聞く

■なかなか応募できない場合や、応募してもしっくりこない場合は条件を再考してみる

■譲れない条件について「なぜ譲れないのか」を考えてみる

 

編集者より

悩む保育士さん
後悔先に立たず…とはよく言ったもので、私も以前転職に失敗して後悔したことがあります。転職の時は気持ちの高揚から隠れた闇が見えにくいもの。
 
今の仕事から離れたい気持ちも未来に期待する気持ちもわかりますが、冷静な目線で、条件や自分の気持ちを今一度見つめなおすことが転職成功の鍵とも言えるでしょう。
 
一度きりの人生。履歴書を汚さないためにも皆さんは後悔のない転職をなさってくださいね!

参考文献・サイト

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