企業内保育
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企業等が従業員のために、企業内や近隣に設置をする企業内保育所(事業所内保育所)。最近保育士さんにも人気があるのをご存じですか?今回はこの「企業内事業所」ついて、給与や待遇面での一般の保育所との比較、働く上でのメリット、デメリットなどをご紹介します。

企業内保育所とは?

保育所の送り迎えをする男性

企業などが従業員のために、企業内や近隣に設置をする保育施設です。
以前から一部の医療機関には職員向けの託児施設が設置されていましたが、近年では一般企業でも設備の導入が見られるようになりました。厚生労働省によると、全国の企業内保育所施設数は平成23年度調査でも約4100カ所となっています。
 
ワークスタイルに合わせて子どもを預けられるなど従業員にとってもメリットが大きく、企業側にとっても企業イメージの向上や有能な人材の流出防止の利点がある「企業内保育所」。2015年4月からは政府の支援策として企業内保育所への補助金の支給が予定されており、一層の設置拡大が期待されます。
 
 企業内保育所支援制度に関する記事はコチラ
 

企業内保育所の種類

企業内保育所にはその設置・運営によって、下記の4つ分類されます。

企業内保育所の種類
◆単独利用型 単独企業で設置・運営し、
自社の従業員の子どものみを対象としています。
◆地域開放型 単独企業で設置・運営し、
自社従業員の子どもと地域児童を対象とします。
◆共同利用型 単独企業で設置し、近隣企業と共同利用します。
◆共同設置型 複数の企業で費用負担をして設置・運営します。

何が違うの?企業内保育所での仕事内容と待遇

2人の園児

雇用形態

企業内での勤務になるため、その企業の正社員として雇用されるケースも多くあります。また、一部保育業務を外部委託している企業の場合には、サービス提供企業から派遣などで従事する場合もあるようです。

保育士さんの配置人数規定

子どもを抱く保育士2名のイラスト

基本的には国の定めた規定上の配置基準と同様の規定がされていますので、認可保育所などと大きくは変わらない数字となっています。

【企業内保育施設】保育士配置の規定
 乳児 3 人につき 1 人以上
 満 1 歳以上満 3 歳に満たない幼児 6 人につき 1 人以上
 満 3 歳以上満 4 歳に満たない幼児 20 人につき 1 人以上
 満 4 歳以上の幼児 30 人につき 1 人以上

※ただし常時2名以上の配置が必要 
※保育従事者の資格:保育士


【認定外保育施設】保育士配置の規定
 主たる開所時間11時間 児童福祉施設最低基準に定める数以上
(常時2名以上配置)
 11時間を超える時間帯 常時2人以上(子どもが1人の場合を除く)

※3分の1(保育従事者が2人の施設は1人)以上は保育士または看護師 

給与・福利厚生・研修

大企業などで正社員として雇用される場合には、昇給や賞与、有給などの休暇制度についてしっかりとした提示がされていたり、企業の福利厚生制度が受けられたりするメリットも。
 
企業規模によって給与水準は差がありますが、大手企業内の保育所であれば一般に給与水準が高く、月給185,000円~210,000円程度の求人から、高いところでは240,000円~250,000円程度の求人もあります。正社員勤務であれば賞与があるケースも多いため安定的な収入に繋がる傾向にあります。
 
また保育サービスを自社ではなく外部委託している企業の場合には、サービスを提供する企業からの給与支給になりますが、正社員として雇用される場合には、企業によってはで専門の研修が受けられるケースもあり、「未経験で…」「ブランクが長いから…」といった方にもチャレンジしやすい環境が整っています。

労働時間

通常の保育施設と異なり、企業従業員のワークスタイルに合わせた運営になっているため、運営時間は企業にいよってまちまちです。休日の規定やシフトの体制、夜勤の有無など、希望される条件と照らし合わせて確認することが重要です。
 

保育士さんが働く上でのメリット

電車ごっこをする保育士と園児

企業の正社員として働ける、派遣などの場合には研修制度などが利用できる場合があるなど、雇用条件面でのメリットもありますが、預かる人数が少ないことも多く、アットホームな雰囲気のなか、子どもたちとゆっくり関れる環境なのが人気の理由の一つ。
 
勤務時間は企業によりますが、例えば土・日・祝日が休日の企業であれば、企業カレンダーに沿っての勤務になるため、一般の保育所での実現が難しい「土・日・祝日休み」も実現しやすいと言えます。
 
運動会などのイベントや季節行事が無い場合も多く、長時間の残業が発生しにくい利点もあります。また「預かっているお子さんが熱を出してしまった!」という場合に、保護者との連絡が取りやすいことも大きなメリットと言えるでしょう。

意外なデメリットも…

困った保育士の顔のイラスト

「一流企業の社員として働けるのは通勤にも便利だし、魅力的!」と思う方も多いかと思いますが、一方でデメリットもあります。
 

23年度厚生労働省調査では企業内保育施設の新設が212カ所あったのに対し、173カ所が廃止または休止に陥っています。企業の経営判断が甘いなどの理由から閉鎖になってしまう、そんなリスクがあるのも現状のようです。
 
また、営業時間が一般の保育施設よりも長い場合、シフトが変動的になるケース、夜間保育を行っている場合には夜泣きに対する対応などより発展的な技能が求められる場合もあります。
 

企業内保育所で働いてみたい!

笑顔で転職活動に取り組む保育士

一般的な保育施設に比べ、まだまだ数が少ない企業内保育施設。
とはいえ、2015年の政府の支援対策によって今後の施設増加、新規の人材募集が期待されます。
 
預かる人数が少ない分従業員の定員が少ない、といった場合もあるので、定期的に求人情報のチェックしてみましょう!企業によっては委託運営方式をとっているところもあるため、保育サービス提供を専門に行っている企業の採用情報を探してみるのも良いかもしれません。


 
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★企業内保育の求人一例
職種 保育士
雇用形態 正社員
給与 月給180,000~300,000円
勤務形態 7:00~20:00(シフト制)
休日 週休二日制(年間休日120日)
【※】 記事掲載時の求人に基づく1例です。詳しくは最新の求人をご確認ください。

 

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