認定こども園で働く
読了の目安:約5分19秒

2015年4月からスタートした”子ども・子育て支援新制度”でも重視されている、幼稚園と保育所の機能を併せ持った【認定こども園】。補助金減額や認定返上などの課題もあるものの、施設数もここ1年で倍増しています。今回は「認定こども園で勤務したい!」「職場が移行する予定…」という方向けに、必要資格などの働く上で知っておきたいポイントをご紹介します。

今さら聞けない…「認定こども園」とは

指揮棒を持つ保育士

認定こども園とは

幼稚園と保育所の機能をあわせ持ち、教育と保育を一体的に行う、それに加えて地域の子育て支援もする施設のことです。共働き家庭が増え、働き方も多様化したため、幅広いニーズに対応することを目的としています。

《認定こども園の特徴》

  • 保護者が働いていなくても利用できる
  • 保育と教育の両方が受けられる
  • 0歳~5歳まで幅広く対応できる
  • 4時間利用にも長時間利用にも対応している
  • 親子の集いの場の提供など、地域の子育て家庭の支援を行う

認定こども園には4つのタイプがあります

認定こども園の種類
幼保連携型 認可保育所と認可幼稚園が連携したもの
幼稚園型 認可幼稚園が保育所的な機能を備えたもの
保育所型 認可保育所が幼児教育など幼稚園機能を備えたもの
地方裁量型 認可のない教育・保育施設が認定こども園の機能を備えたもの

保育士・幼稚園教諭…片方の資格では働けない?

認定こども園は幼稚園と保育所の両面を兼ね備えた施設。発生する業務のすべてに携わるためには、【保育士資格】と【幼稚園教諭資格】の両方を取得している必要があります。

必要な職員資格
0~2歳児 保育士資格保有者
3~5歳児 幼稚園教諭免許と保育士資格の両方を持つのが望ましい

3~5歳児については学級担任は幼稚園教諭免許を持つ方、長時間利用児の対応は保育士資格を持つ方が原則担当します

幼稚園教諭資格については既に取得されていても、免許状更新講習の受講が必要な場合があります。
《参考》幼保連携推進室http://www.youho.go.jp/faq/faq_g5_6.html

移行の場合、片方=勤務不可ではない!

では、今持っている片方の資格ではもう働けないの?というと必ずしもそうではありません。国の指針には片方の資格しか有しない者を排除しないよう配慮することが盛り込まれていますので、現在の職場が認定こども園に移行する場合、片方しか資格が無くてもすぐに働けなくなる訳ではありません。

今後応募するならば、両資格取得がオススメ

「これから認定こども園で働きたい!」という場合、経営者側も幅広い業務を任せられる人材を確保したいという点から、両資格を持つことが必須になっているケースが多いよう。未取得の資格は出来るだけ早期に取得しておいた方が良いでしょう。

未取得の資格は「特例制度」で取得できます!

現在保育士・幼稚園資格の片方しか持っていない場合、特定の条件を満たせば少ない負担で未取得の資格を取ることが出来る【特例制度】が利用できます!

利用条件は?

特例制度の適用条件
〈取得希望資格〉 〈対象となる方〉
  保育士 幼稚園教諭免状を有し、
幼稚園教諭として3年かつ4,320時間以上の実務経験がある方(見込み可)
 幼稚園教諭
(一種)
出願時に学士(大学卒業)の学位があり、
保育士資格を有し保育士として3年かつ4,320時間以上の実務経験がある方(見込み可)
 幼稚園教諭
(二種)
出願時に高等学校を卒業しており、
保育士資格を有し保育士として3年かつ4,320時間以上の実務経験がある方(見込み可)

※実務経験目安…1日6時間・週5日以上の勤務ならば3年で満たすことができます。

※特例制度の実務経験については、勤務先などに必ず確認してください。
個々の施設が対象であるかどうかは各都道府県の対象施設一覧を確認しましょう。

私は対象?よくある質問

保育士からの質問と回答のイラスト

保育士からの質問と回答のイラストその2

保育士からの質問と回答のイラストその3

特例制度を利用した資格取得講座を開いている施設例

■ 日本福祉大学http://www.nfu.ne.jp/youho_tokurei/
■ 聖徳大学通信教育部http://www.seitoku.jp/tk/youho/index.php
■ 資格の大原http://www.o-hara.ac.jp/best/hoikuka/

資格以外で保育所や幼稚園と違う点は?

悩む保育士

ここまで必要な資格ついてお話ししましたが、その他待遇等で保育所や幼稚園との違いはあるのか、見てみましょう!

給与は基本、保育所等と同等レベル

公立の正規雇用の場合は公務員。地方公務員に準拠した金額となります。私立の場合は、運営主体によるため施設ごとに差があります。給与水準は他の保育園などと大きく差は無いことが多いようです。

勤務時間は1日8h勤務+シフト制がメイン

認定こども園の場合、早朝保育や延長保育があるため、早番・中番・遅番というようなシフト制をとっています。勤務時間については7:00~20:00程度の中で1日あたり8時間のところが多いようです。
また、場合によっては幼稚園機能部分を担当するか、保育所機能部分を担当するかによって勤務時間が異なる場合もあります。

休日は?

週休二日制のところが多いものの、平日のみでなく土曜保育を実施している施設が多くあります。通常土曜休園の場合も行事等で出勤する場合がほとんどのようです。
また幼稚園と大きく異なる部分は、夏休み等の長期休暇が無い施設が多いということ。施設ごとに異なるので、応募の際には募集要項をよく確認しましょう。

求人は増加傾向!

【イラスト】増加

2015年の4月1日時点で認定こども園の数は全国で2,829カ所。前年度と比較しても約2倍に増加しておりき求人も増加傾向に。国は昨年度、運営補助金の改善方針を出しており、今後も積極的に施設の増加に取り組んでいくとのこと、今後も施設数の増加が期待されています。また、幼稚園から認定こども園に移行する場合などは、預かり時間の延長などから、新たな人材の確保も必要になります。人手不足ということもあり、資格を持っていれば未経験でも応募できる求人もあります。

◆求人を見てみたい方はコチラ→ 《保育のお仕事》認定こども園の求人

編集者より

認定こども園で幅広い業務に携わることは、大変な部分もあるかもしれませんが、その一方であなたの今後のキャリアの選択肢を広げる可能性もあります。

2つの資格が必要なことに対して「費用もかかるしどうしようか…」と悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。その場合、卒業された教育機関で受講をすれば、割引制度などが受けられる場合もあるようです。一度問い合わせてみても良いかもしれませんね。

保育のお仕事を運営する株式会社ウェルクスでは、資格情報サイト「ほいくらいふ資格」も運営しております。「ほいくらいふ資格」で保育士はもちろん、保育の現場で活かせる資格情報を掲載しています。あなたに合った保育関連の資格講座を見つけてみませんか?
ほいくらいふ資格

◆ 人材紹介サービス《保育のお仕事》のご紹介 ◆
【保育のお仕事】では、専任のコンサルタントが履歴書などの作成のアドバイス、求人のご紹介など、あなたの転職活動をサポートいたします!ぜひお気軽にご相談くださいね!
子どもと保育士さん
友だち追加
保育のお仕事