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2月と言えば、新卒の方にとってはそろそろ内定が出る時期、一方で中途でも新年度からの採用に向け、求人が増加する時期でもあります。今回は新卒と中途、それぞれの就職活動の流れについて、その特徴や違いをご紹介します。

新卒と中途…就職活動の流れに違いはあるの?

席に着く女性
ひとくちに就職活動と言っても、新卒と中途とでは流れがだいぶ異なります。まずはその違いについておおまかにポイントをまとめてみましょう。

◆採用枠が違う◆
事業所にもよりますが、新卒枠と中途枠を分けて応募を受け付けていることも多くあります。新卒の場合には採用のスケジュールが比較的定まっているため、合同で就職説明会を開催する、実技試験や面接会を開催するなど、一定のスケジュールで採用活動が進んでいきます。
 
一方中途採用は求職者の現職の都合などもあるため、応募受付を行い、その都度対応を行うというパターンが多いようです。
◆注目されるポイントが違う◆
当然ながら新卒と中途とでは、採用の際に見られるポイントが異なります。人柄や社会人としての常識、清潔感など共通して見られる部分はありますが、新卒の場合にはコミュニケーション能力や、熱意や意欲が、中途の場合にはそれに加えて今までの経験や知識、能力が注目されます。
 
中途の場合は特に、新卒の頃とまったく同じ心構えで挑むと後悔することにもなりかねませんので注意しましょう。
◆選考フローが異なる◆
こちらも事業所ごとに異なりますが、新卒と中途とで選考の流れが異なることは良くあることです。例えば面接の回数が異なったり、筆記試験、実技試験の実施で違いがあったり…。大きな事業所の場合には、新卒ではエントリーシートの提出や、小論文、グループディスカッションなどが課されることもあるようです。
 
一方で中途の場合には、面接のみが課されるという場合もあります。(※だからといって中途の方が楽に内定を獲得できるわけではありません。)
◆採用時期が異なる◆
新卒については基本的には3月に専門学校や大学を卒業し、新年度から入職するという流れが一般的ですが、中途の場合には必ずしも年度の切り替え時期からの入職となるとは限りません。
 
これは事業所の職員体制や、求職者の現職の退職スケジュールなどが関与するため。年度途中から入職することも珍しくありません。
◆内定が出てからの流れが違う◆
特に内定から入職まで数カ月の時間がある新卒の場合、入職前に一定の研修などを実施する場合があります。しかし中途の場合には、即戦力として内定後すぐに入職というパターンも多いため、事前研修などは設けずに、現場でのOJT等で対応する場合が多くあります。

 

基本的な部分だけでも新卒と中途の採用の流れが大きく異なることが分かるホィね!事業所のホームページなどで、自分に合った採用フローを確認し、対策をすることが大切だホィ。

 

※公務員試験の場合などは、年齢制限はあるものの、新卒でも既卒でも、同様の条件のもとに試験を受けることになりますので、この限りではありません。

 

【新卒】保育士さんの就活スケジュール

保育士のイラスト
ではここからは具体的に就職活動の流れをご紹介していきましょう。まずは新卒の場合からご説明します。
 

【ワンポイント】
保育士さんの場合には、次年度の職員配置を決めるのが他の業界よりも遅め。秋ごろから現職員の意向を聞いて、次の年度の職員体制を考えていくケースも多くあります。
 
そのため実際にエントリーや採用試験、面接が他の業界よりも遅く実施され、内定は年末から2月頃というパターンが一般的となります。

 

【例】新卒の場合の就活スケジュール(※保育士養成校で学んでいる場合)

卒業と同時に保育士資格を取得できる、保育士養成校で学ぶ学生さんの場合の就職スケジュールの例を図にまとめてみると、以下のようになります。
 
選考の流れ
 

これはあくまでも就活スケジュールの一般的な例。事業所によって、エントリーの時期が異なる、選考フローが大きく異なるという場合があるので、必ず確認するようにしようホィ!

保育士試験を受ける場合は?

保育士試験を受験して資格を取得する場合には、保育士試験のスケジュールも予定に組み込む必要があります。
 
今まで各都道府県で年に1度、8月に筆記試験、10月に実技試験が実施されていた保育士試験ですが、平成28年度の試験では、試験日が変更となり、4月に筆記試験、7月に実技試験が行われることになりました。(平成28年度は筆記試験が4月23日(土)・24日(日)/実技試験が7月3日(日)に実施されます。)
 
また平成27年度から一部地域で先行導入が始まった地域限定保育士試験に加え、平成28年保育士試験では通常の保育士試験でも2回目の試験が開催されます。(実施自治体等は参考サイト参照)試験日程は筆記試験が10月、実技試験が12月(平成28年度は筆記試験が10月22日(土)・23日(日)/実技試験が12月11日(日))となっており、保育士試験で資格を取得しようとする場合には、いずれかの試験に合格してから、就職活動に挑むことになります。
 

【保育士試験について】全国保育士養成協議会サイト
 
【地域限定保育士について】地域限定保育士とは?

基本的な就職活動の進め方

新卒の場合、一般的には就職サイトや学校のキャリアセンターなどで情報収集を行い、興味のある事業所について調べたうえでエントリーを行います。その後は説明会に足を運び、筆記試験や面接などの実際の選考に進みます。
 
近年では自治体で合同説明会を開催している場合もありますし、保育士を対象として就業先を紹介する人材紹介会社もあります。幅広く活用してみると、より多くの就業先からご自身の可能性を探ることができるでしょう。
 

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【中途】保育士さんの就活スケジュール

チューリップの花束
中途の場合には、公立の保育士さんを除いて、新卒のように定まった時期に応募、選考が進むということはありません。ただし、やはり職員の入れ替わりの多い年度の切り替え時期には、人材ニーズが高まるケースが多いため、1月~3月には求人が増える傾向にあります。
 
選考の流れ2
 
上記のように、中途の場合はよりシンプルな就職活動の流れが一般的になりますが、現職がある場合には退職の手続きも同時に進めていかなくてはなりませんので、忙しい中での転職活動を強いられる場合が多いでしょう。
 
場合にもよりますが、現職の退職スケジュールなどによっては、入職時期は求職者と園とで調整することが可能です。

基本的な就職活動の進め方

中途採用の場合には、学校の就業セミナーや、キャリアセンターの支援が基本的にはないため、自分自身で求人情報を収集していく必要があります。また大々的な説明会などがない場合も多いので、自ら事業所研究をすすめる姿勢が必要です。
 

◆主な求職活動方法◆
□ ハローワーク
□ 事業者のHPなどの求人情報
□ 求人誌など
□ 卒業校の就職課など
□ 自治体の開催する就職説明会・セミナー
□ 求人サイト
□ 人材紹介
□ 知人・友人の紹介

 
興味のある求人を見つけたら、その園のホームページや電話連絡先にコンタクトを取り、履歴書の送付などの応募を行います。その後は筆記試験や面接など、各事業所の採用試験を受けることになります。
 

事業者のホームページなどから直接応募する場合には、基本的には園と求職者との直接のやりとりになるけれど、ハローワークや人材紹介を利用する場合には、窓口を通して面接の日程調整や結果の通知が行われることもあるホィ。

 

◆人材紹介のすすめ◆
中途の場合には、仕事をしながらの求職活動になるためなにかと忙しいもの。そんな時には人材紹介サービスを活用してみてはいかがでしょう。条件に合った求人の紹介や、選考の日程調整などサポートが受けられるため、スムーズに転職活動が進められます!
 
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これから就職活動をされる方へ…

うさぎのイラスト
就職活動とはお見合いのようなものである…学生時代に誰かからそう聞きました。自分自身の道を切り開くための戦いでもありますが、やはり”縁”がなければ良い就職は実現できません。
 
やらなくてはならないことが多くある中、また情報があふれる中、応募先の園が自分に合っているかどうか見極めるのは容易なことではありません。しかし焦ったり、待遇など目先の魅力だけに注目して、自分自身の希望する生き方や、保育観として大切にしたいことを見失っては、納得する就職は叶わないでしょう。
 
就職活動の流れをしっかりと把握し、何が必要なのかをいったん整理して、時間的にも精神的にもゆとりを持って就職活動を進めていってくださいね。あなたにとってベストな就職が叶うよう、応援しております!
 

参考資料

保育士の資格取得ガイド
マイナビ2016
やさしい保育士入門
あつみ先生の保育日誌
全国保育士養成協議会サイト
 

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