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保育士さんの転職において、大きな選択肢となるのが”保育士を続けるか否か”。「経験を活かせる職種は?」「興味はあるけど保育士からなれるの?」職種転換を考える場合には不安も多いはず。今回は職種に関するアンケートを行った結果から、保育士さんのキャリアチェンジの可能性を探ってみましょう!

保育士さんの3割が「将来的に職種を変えたい」


「保育士の仕事を生涯続けたいか、職種を変えたいか」について、保育士さん100人に意識調査を行ったところ、70%は保育士を続けたい、30%は将来的には別の仕事に就きたいと回答する結果となりました。
転職に関する意識調査グラフ

【アンケート実施概要】
・実施期間:2015年5月1日~5月7日
・回答者数:100人
・回収方法:LINE@による投票形式アンケート

 

「再び保育士に」が6割!転職経験者に聞いた再就職先

保育士のイラスト
では、実際に転職を経験された方は、どのようなキャリアチェンジをしているのでしょうか。
 
アンケート結果によれば保育士から別職種への転職を経験したという方は、回答者の63.2%。しかしその半数は別の仕事に就かれた後、保育士に転職されており、全体の57.9%の方は再び保育士として働くことを選択していました。
アンケートグラフ

【アンケート実施概要】
・実施期間:2015年1月9日~1月21日
・回答者数:29人
・平均年齢:38歳
・男女割合:女性/96.6% 男性/3.4%
※別職種から保育士に転職をされた方のご回答件数を含む

どんな転職先があるの?保育士からのキャリアチェンジ


保育士さんの業務は、子どもたちのお世話だけでなく、書類作成、掃除、保護者対応など、多岐にわたります。そのため、希望する職種の経験がなくとも、保育士として働くなかで身につけた関連スキルをアピールすることも可能でしょう。では、実際に保育士の皆さまは、どのような職種に転職されているのでしょう?

保育士からの転職先の例
【職種名 【活かせるスキル】 【注意点】
幼稚園教諭 保育業務全般 幼稚園教諭資格を持っていない場合は、資格取得のために準備や資金が必要。
学童保育 子どもたちのお世話・多くの子どもを同時に見る・体力・ことばかけや傾聴の姿勢・歌や遊びの経験 接する子どもたちの年齢が異なるため、接し方などを学ぶ必要がある。
特別支援学級の介助員 子どもたちのお世話・発達障害などに関する知識・歌や遊びの経験 教員免許などが必要な場合もある。
アミューズメント施設職員 子どもたちのお世話・多くの子どもを同時に見る・体力・歌や遊びの経験 土日祝日を含むシフト制が多い。非正規雇用が多い。
ベビーシッター 保育業務全般 企業に所属しない場合には、保険加入などの必要性がある。
勤務先がさまざまである。
習いごと・塾などの講師 子どもたちのお世話・多くの子どもを同時に見る・歌や遊びの経験 英会話、学習能力、運動能力など、勤め先によって求められるスキルが異なる。特技などがあれば活かせる。
看護職・介護職 排泄や食事の補助・多くの子どもを同時に見る・体力・ことばかけや傾聴の姿勢・歌や遊びの経験 資格取得のために準備や資金が必要。
医療事務 書類作成・ことばかけや傾聴の姿勢 資格取得のために準備や資金が必要。電子カルテなどを導入している場合はPCスキルが求められる。
営業・渉外・
外交員など
保護者との関係性の構築・ストレス耐性・体力など 扱っている商材などに保育との関連性があると転職につなげやすい。未経験の場合、比較的若年者が求められる傾向にある。
飲食業 食育などに関わった経験・衛生管理に関する知識・保護者対応など(接客の場合) 非正規雇用が多い。
雑貨・子ども服などの販売員 子どもや子ども用品に対する知識・保護者対応 扱っている商材などに保育との関連性があると転職につなげやすい。非正規雇用が多い。
一般事務 書類作成時のPCスキル・多様な業務を同時にこなす能力 一般に保育士さんのPCスキルについて、知られていないため、業務でPCを使っていた際は、どの程度できるかアピールの必要がある。資格取得も場合によっては有利になる。未経験の場合、比較的若年者が求められる傾向にある。
コールセンター 保護者との信頼関係構築・クレーム対応など 場合によっては入力などのPCスキルも必要とされる場合がある。

他にもさまざまな職種へ転職の可能性はありますが、アンケートでは、学童保育や子ども用の雑貨を扱う店舗のスタッフなど、やはり子どもに関する業種を選ばれている方が多くいらっしゃいました。
 

転職を経験した保育士さん…今のお仕事に満足していますか?


転職を経験された読者の皆さまに、今のお仕事に満足されているかどうか、伺ってみました!

保育士から別職種に転職した方のご意見

満足している
◆ 定時に帰れて、仕事を持って帰る必要がない(特別支援学級介助員/30代女性)
◆ まだ子供が小さいので時間が拘束される保育士より融通の効く今のところで良かったと思う(アミューズメント施設/20代女性)
不満/どちらとも言えない
◆ 体力面では楽。でも、何か物足りない(医療関係・実務事務/30代女性)
◆ 子供と関わる点ではやりがいを感じるが、仕事内容も多く、求められることも多い(幼稚園教諭/20代女性)
◆ 数年後保育士に戻りたい(障がい児の放課後デイサービス/30代女性)

保育士に復帰された方のご意見

満足している
◆ 改めて保育園に戻ってみると、やりがいがあって楽しい(40代女性)
◆ 17年近く保育士から遠ざかっていたが、今は毎日かわいい子ども達、素敵な先生達と巡り会えて幸せな気持ちで日々仕事ができています。(40代女性)
不満/どちらとも言えない
◆ 仕事の現状についていけない 仕事量と待遇があわない(30代女性)
◆ 保険や年金などの保証面をつけるには、子育てしながら働く時間帯がきつくなってしまう(30代女性)

別職種に転職された方は、給与面や時間的な拘束の面では、満足されていることが多いようですが、子どもと関われずにもの足りなさを感じていらっしゃる方も…。また、保育士さんとして活躍されている方は、やりがいを感じつつも、人間関係や給与面、仕事量などで悩んでおられるようですね。
 

編集者より

ワンポイントアドバイスをする保育士

編集者も何度か職種を変えていますが、違う仕事に就くことでそれぞれの良い点、悪い点が比較できます。自分にとってより合った仕事は何なのか、職業人生の中で求めたいものは何なのかが、ハッキリしてくることもあるでしょう。
 
ただし、職務経歴は自分の人生の軌跡。大きな方向転換をするには、それなりの勇気と覚悟が必要です。何のために転職をするのか、得られるもの、失うものは何なのか…きちんと整理したうえで、ぜひ慎重に検討しましょうね!
 

読者への感謝のメッセージ
アンケートにご協力いただきました皆さま、貴重なご意見ありがとうございました!
 
 

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参考資料

《参考》保育CAN
《参考》YOMIURI ONLONE|大手小町
《参考》保育士の資格・試験・通信講座・求人・仕事・悩みetc、なぜなに?質問館

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